DCD-600NE

NEシリーズの高音質技術を受け継ぐエントリーCDプレーヤー

  • CDプレーヤー
  • SP:プレミアムシルバー




希望小売価格

主な特長 - DCD-600NE

NEシリーズの高音質技術を受け継ぐエントリーCDプレーヤー

主な特長

  • デノン独自のアナログ波形再現技術「AL32 Processing」
  • 192 kHz / 32 bit対応D/Aコンバーター搭載
  • ミニマム・シグナル・パス回路
  • SX1の技術を汲むデノン専用カスタムコンデンサー
  • 二次巻線から完全分離されたアナログ用/デジタル用電源回路
  • ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション
  • 振動を抑制するリブ入り高密度フット
  • MP3 / WMAデータディスク再生対応(CD-R / CD-RW)

デノン独自のアナログ波形再現技術「AL32 Processing」

デノン独自のアナログ波形再現技術「AL32 Processing」を搭載。AL32 Processingは、CDに記録されている16 bitのデータを元に32 bitへのビット拡張処理を行います。独自のアルゴリズムによって前後のデータの離散値からあるべき点を導き出し、デジタルデータに変換される前のアナログ波形を再現します。デジタル録音時に失われてしまった波形本来の姿を高精度に復元することで、微小信号の再現性を高め、歪みのない繊細な描写、正確な音の定位、豊かな低域など原音に忠実な再生を実現しています。

192kHz / 32 bit対応D/Aコンバーター搭載

AL32 Processingによって32bit化されたデジタル信号をアナログ音声信号に変換するために192 kHz/32 bit対応のD/Aコンバーターを搭載。高精度なデジタル/アナログ変換を実現しています。

ミニマム・シグナル・パス回路

原音に忠実な再生を行うために、回路全体の「シンプル&ストレート化」を徹底。基板上の信号経路を可能な限り短くすることにより回路間の干渉や外来ノイズによる音質の劣化を防止しています。さらに、オーディオ基板、電源基板のレイアウトを全面的に改め、アナログオーディオ回路から出力端子までの距離を最短化。繊細なオーディオ信号がケーブルやコネクターを通過することによる純度の低下を最小化し、クリーンかつ透明感の高いサウンドを実現しました。

SX1の技術を汲むデノン専用カスタムコンデンサー

アナログオーディオ回路の電源部には、デノン・オリジナルの大容量(3300μF)ブロックコンデンサーを採用。さらに、D/A変換回路以降のアナログオーディオ回路には、DCD-2500NEやDCD-1600NEなどNEシリーズの上位モデルでも使用されているSX1の技術を汲む高音質パーツを投入しました。サウンドマネージャーによる厳密なリスニングテストを繰り返して開発されたカスタムパーツも多数用いられています。使用される高音質パーツの品種、個数はDCD-755REに対して大幅に増加し、生命感溢れる躍動的なサウンドと見通しの良い空間表現力に貢献しています。

二次巻線から完全分離されたアナログ系/デジタル系電源回路

デジタルオーディオ系の電源回路とアナログオーディオ系の電源回路は、電源トランスの二次巻線から完全に分離することにより、相互干渉やノイズの回り込みを防止しています。

ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション

ディスクの回転や電源トランスにより内部で発生する振動や、スピーカーの音圧による空気振動が再生機器に伝わることで音楽信号の劣化が生じます。これらを効果的に防ぎ、繊細な音楽信号を守るにはどうしたら良いか、このテーマに対して、デノンがこだわり続けてきた振動抑止構造が「ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション」です。自らが振動体でもある電源トランスをフットの間近に配置することで、振動を直接グラウンドへと逃がし、周辺回路への不要な振動の伝搬を防止しています。また、もっとも大きな質量を持つパーツであるドライブ・メカニズムをシャーシ中央の低い位置に堅牢なスチールブラケットを介して固定。ディスクの回転による内部的な振動や外部から受ける振動にも強い構造を実現しています。

振動を抑制するリブ入り高密度フット

ドライブ・メカニズムや電源トランス、シャーシの大質量を支えるフットには、上位モデルと同様に高密度で高剛性なリブ入りフットを採用。防振効果をさらに高めるとともに、リブの形状や材質を吟味することにより入念な音質チューニングを施しています。

14%厚みを増したトップカバー

スチール製トップカバーの厚みを従来よりも14%アップし、剛性を向上させました。ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクションや高密度フットと合わせ、より振動に強い構造を実現しています。

ピュアダイレクトモード

ディスプレイ表示とデジタル音声出力を停止することにより、音質に影響を与えるノイズを抑え、高品位な再生を可能にするピュアダイレクトモードを搭載しています。

MP3、WMAデータディスク再生対応(CD-R / CD-RW)

CD-R、CD-RWディスクに記録したMP3、WMAファイルを再生することができます。MP3、WMA再生時には本機のディスプレイに曲名やアルバム名、アーティスト名を表示することができます(英数字のみ)。

アンプの操作もできるリモコン

PMA-600NEなどデノン製のアンプを操作することもできるリモコンが付属しています。また、デノンのネットワークオーディオプレーヤーDNP-800NEと本機をIRコントロールケーブルで接続すると、HEOSアプリを使ってスマートフォンやタブレットから本機の操作を行うこともできます。

その他の機能、特長

  • 金メッキオーディオ出力端子
  • 光デジタル出力
  • プログラム / リピート / ランダム再生
  • 4段階のディスプレイディマー
  • タイマープレイ対応(外部タイマーが必要です)
  • オートスタンバイモード(出荷時OFF)
  • アルミフロントパネル

主な仕様 - DCD-600NE

オーディオ特性

チャンネル 2チャンネル
再生周波数範囲 2 Hz ~ 20 kHz(サンプリング周波数:44.1 kHz)
再生周波数特性 2 Hz ~ 20 kHz(サンプリング周波数:44.1 kHz)
S/N比 112 dB
ダイナミックレンジ 101 dB
高調波歪率 0.003 %
ワウ・フラッター 測定限界以下
出力レベル 2.0 V RMS

入出力端子

アナログ音声出力端子 アンバランス出力×1
デジタル音声出力端子 光デジタル出力×1
その他 IRコントロール入出力×1

総合

外形寸法(W × H × D) 434 x 107 x 275 mm
質量 4.3 kg
消費電力 12 W
待機電力 0.3 W
付属品 かんたんスタートガイド、取扱説明書、リモコン、単4形乾電池×2、オーディオケーブル

保証期間:1年

発売日:2019年9月下旬

ダウンロード - DCD-600NE

pdf file
WEBマニュアル: ブラウザで取扱説明書を閲覧できます
pdf file
DCD-600NE 取扱説明書

1.05 MB
09/29/2019

pdf file
DCD-600NE かんたんスタートガイド

0.92 MB
09/29/2019

受賞&レビュー - DCD-600NE

レビュー
600NEシリーズ開発者インタビュー

デノンのHi-Fiシステムに新たなエントリーモデル「600NEシリーズ」が登場しました。今回はNEシリーズのプリメインアンプ「PMA-600NE」とCDプレーヤー「DCD-600NE」の開発コンセプトやエピソードについて、開発に携わったCSBUデザインセンターの新井 孝と高橋秀聡にインタビューしました。

SX1 LIMITED EDITION、600NEシリーズ、PMA-150H新製品発表会レポート

デノンHi-Fiシステムの新たなフラッグシップモデルSX1 LIMITED EDITION、高音質技術を受け継​ぐHi-Fiシステムのエントリーモデル600NEシリーズ、そしてHEOSテクノロジーと最新世代DDFA™アンプモジュールを搭載したデザインシリーズのプリメインアンプPMA-150Hが発表となりました。今回はその新製品発表会の様子をレポートします。

組み合わせ試聴+単体音質もチェック
躍進のモデルチェンジ、5万円で大型SPも鳴らす! デノン「PMA-600NE」「DCD-600NE」レビュー

デノンから、プリメインアンプ/CDプレーヤーの新たなラインナップ「600NE」シリーズが登場した。本シリーズは、デノンのフルサイズコンポーネントの新たなエントリークラスを担うもので、これまで長年にわたって同社のエントリー機であったプリメインアンプ「PMA-390」シリーズとCDプレーヤー「DCD-755」シリーズの後継機となる。つまり600NEシリーズは新たな入門機なのだ。

デノンの次世代サウンドが10万円以下で。オーディオ入門“不動の定番”が超進化「600NE」を聴く

最近のデノン製品に詳しい人ならピンと来ると思うが、ミソは“600NE”という型番だ。デノンは、新たなサウンドマネージャーに山内慎一氏が就任して以降、大胆に音を進化させており、それを象徴する新時代(New Era)のHi-Fiコンポに「NE」と名付け、これまで「2500NE」、「1600NE」、「800NE」というNEシリーズを展開。高い評価を得ている。

今回の「600NE」も、そのNEシリーズの名がついている。つまり「新しいエントリークラスのアンプ&CDプレーヤーが発売」という話であると同時に、「あのNEシリーズのサウンドが、さらに低価格で聴けるヤバい製品が出る」という話なのだ。

ピュアオーディオ部門 ディスクプレーヤー(5万円未満) 金賞
2020 VGP金賞 ディスクプレーヤー(5万円未満)
2020 VGP 特別大賞(大橋伸太郎)